2017年4月25日火曜日
『遊学―142人のノマドロジー 松岡 正剛 (著) 大和書房』の142人
目次より
場所を記憶する数学 ピタゴラス
ローガとアローガに始まる マハーヴィラ
国家は消費する夢か プラトン
偏倚原子と自由原子 エピクロス
戯論を四句否定する ナーガルジュナ
鉱物になったタオイスト 葛洪
択滅の世界論理学 ヴァスバンドゥ
言語の物質性と代作性 柿本人麻呂
汎マントラ・アーティスト 空海
照明学派の人智学 スフラワルディ
言葉から出て言葉からでる 道元
二乗作物・時空の説法 日蓮
視線と音声の宇宙論 ダンテ・アリギエリ
大歩行者からの消息 イブン・バットゥータ
鏡とシミレーション ヤン・ヴァン・アイク
金属サーカスの日々 ヨハネス・グーデンベルグ
自己言及性の放棄 ニコラス・クザヌス
禿鷹ロボットの男色論 レオナルド・ダ・ヴィンチ
ゲマトリアと情報錬金術 フィリップ・パラケルスス
磁球テレラの新自然学 ウィリアム・ギルバート
エリザベス朝の人工知能 ウィリアム・シェイクスピア
「月の人」と遊星模型主義 ヨハネス・ケプラー
街をうろつく哲人の方法 ルネ・デカルト
外部に主語がある ゴットフリート・ウィルヘルム・ライプニッツ
頭に水がたまる反哲学 ジョナサン・スウィフト
大僧正のシステム科学 ジョージ・バークリー
大バロックの文脈 ヨハン・セバスチャン・バッハ
振動する液滴鉱物 イマニュエル・スウェデンボルグ
ガーゼとガーゼ製造器 ルゥニ・ディドロ
「絞」にとらわれる日本人 富永仲基
牡丹を吐く俳諧師 与謝蕪村
人工言語のための条理学 三浦梅園
天上のカオス 地上のレンズ フレデリック・ウィリアム・ハーシェル
暴力のエロティシズム フランソワ(マルキ)・ド・サド
進化に隠された退行序列 ジャン=バプティスタ・ド・ラマルク
数学のない確立像 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
ネックレスと初期条件 ピエール・シモン・ラブラス
化粧を意識する 鶴屋南北
天地鎔造の観相術 佐藤信淵
自己陶酔にふける自然 ウィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
雰囲気は結晶である ノヴァーリス
いかに真似しやすいか アマデウス・ホフマン
「少数なれど熟したり」 フリードリ・ガウス
感電する世界意思 アルトゥール・ショーペンハウアー
一人ずつのジオラマ・パビリオン ルイ(ジャック・マンデ)・ダゲール
電気倶楽部のノートから マイケル・ファラデー
差異の直観を科学する ニコライ・ロバチェフスキー
宇宙植物のネットワーク グスタフ・テオドフ・フェヒナー
三千大千換気扇世界 クリスチャン・ヨハン・ドップラー
さまよえる靴屋の伝説 ハンス・クリスチャン・アンデルセン
ファウスト博士の夢置場 ジェラール・ド・ネルヴァル
翼を持った非生活文字 エドガー・アラン・ポオ
オブジェとクロロホルム ニコライ・ゴーゴリ
瀬戸際の数学的自由 エヴァリスト・ガロア
一粒300メートルの健康 クロード・ベルナール
自覚の外部性を求めて カール・ハインリッヒ・マルクス
破壊者と敵対者 ミハイル・アレクサンドロヴィッチ・バクーニン
石が記憶している ジョン・ラスキン
人工時間の祝祭者 ジャルル・ピエール・ボードレール
運動の中の眼球紳士 エティエンヌ・ジュール・マレイ
意識科学のフェティシズム ウィリアム・クルックス
宇宙に合理をつめすぎる エルンスト・ハインリッヒ・ヘッケル
デザインの突然変異 ウィリアム・モリス
物質の記録・機械の告白 エルンスト・マッハ
欲望機械に乗った伯爵 ヴィリエ・ド・リラダン
絵は狩野派で書は松花堂 三遊亭円朝
無権力葬送行進曲 ピョートル・アレクセイヴィッチ・クロポキトン
自分をひっぱる人力哲学 フリードリヒ・ウィルヘルム・ニーチェ
半抽象の数学劇場 ゲオルグ(フェルディナンド・ルードウィッヒ)・カントール
物質の因縁にはさまれて ウィルヘルム・コンラート・レントゲン
伝記王から電気王へ トマス・アルヴァ・エジソン
立ち上がった百科聖書郡 ジョリ・カルル・ユイスマン
脳のためのトポロジー フェリック・クライン
世界電子主義派 ヘンドリック・アントン・ローレンツ
方法を喚起する民族学 ジェームス・ジョージ・フレイザー
合理的な錯乱の失敗 ジョン=ニコラ=アルチュール・ランポオ
機会のアナキズム オスカー(フィンガル・オフレアティウィルズ)ワイルド
宇宙服の中の重力 コンスタンティン・ツィオルコフスキー
量子世界像の誕生 マックス(カルル・エルンスト・ルートヴィヒ)・プランク
ランマ・サバクタニ ジュール・ラフォルグ
延長的抽象化をめぐって アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド
アーカシャ年代記より ルドルフ・シュタイナー
風が作曲するように アルル・クロード・ドビュッシー
オカルティズムに告げる モーリス(マリー・ベルナール)・メーテルリンク
フロックコートと浄土 清沢満之
時間と空間の織物 ハーバート・ジョージ・ウェルズ
ポーランド物質と女性論 マリー・キュリー
主客を離れて遊ぶ 鈴木大拙
少年と自然主義 国木田独歩
超男性オナニーマシン アルフレッド・ジャリ
観音力か鬼神力か 泉鏡花
十二音でならぶ熱力学の月 アルノルト・シェーンベルグ
十川治江から来た手紙 高木貞治
自己の起源または個性の進化 カルル・グスタフ・ユング
太陽神経叢が踊っている イサドラ・ダンカン
神々の陽気な虚無主義 ロード・ダンセイ十八世
無のシュプレマティズム カジミール・マレーヴィッチ
懐手して宇宙見物 寺田寅彦
重力の制御装置 アルバート・アインシュタイン
革命と観察言明命題 レオン・トロッキー
尺度は進行しつづける パウル・クレー
ゲームとシフトの形態学 マックス・ヴェルトハイマー
複雑性と自律性 ティヤール・ド・シャルダン
六月拾六日の編集工学 ジェイムス・オーガスティン・ジョイス
クォンタム・アート宣言 ウンベルト・ポッチョーニ
SとKをめぐる話 北一輝
春三月縊り残され花に舞う 大杉栄
本は一冊の注射器である クラウス・ヒューゴ・ヘルマン・ワイル
反ポスト・モダニズム ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ
いつまで客神を待つべきか 折口信夫
作品という領土主義 マルセル・デュシャン
ストカスティックな猫 アーゥイン・シュレディンガー
立体断裁幾何学者 ジョルジュ・デ・キリコ
加速する男性像 トーマス・エドワード・ローレンス
凧アゲハの論理学 ルードヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン
世界の-近さ-の-内に-入る マルティン・ハイデッガー
浮遊する鳥形類たちへ マックス・エルンスト
シンタックスと形式主義 ルドルフ・カルナップ
藪の中の銀色単茶機 芥川龍之介
地と図を持った波動界 ルイ・ヴィトール・ド・ブロイ
日本イデオロギーの密林 三枝博音
フィードバッカーの冒険 ノバート・ウィーナー
マンハッタンで乗りかえて ジョン・ロドリゴ・ドス・パソス
一九一六年二月五日の店 トリスタン・ツァラ
因果交流電燈企画会議 宮沢賢治
十八秒の劇的憑依体 アントナン・アルトー
蕩尽の普通経済学 ジョルジュ・バタイユ
バランスとパリティの問題 モーリッツ・コルネルス・エッシャー
地軸と古代緑地 吉田一穂
休息のない犬たち アンリ・ミショー
自分の尾をかじる文学 ホルヘ・ルイス・ボルヘス
ニュートリノからの信号 ウォルフガング・パウリ
遠方では時間が遅れている 稲垣足穂
矢印のついた生成と制御 ルイ・イサドラ・カーン
不確定性原理の混乱 ウェルナー・カルル・ハイゼンベルグ
反世界か内秩序か ポール・エードリアン・モーリス・ディラック
光のパフォーマンス アンセル・アダムス
二人目の自分のつくり方 サルヴァドール・ダリ
カナリゼーションの発生学 コンラート・ハル・ヴォディントン
数学からの遁走曲 クルト・ゲーテル
消費する女たちの蜂起 シモーヌ・ヴェイユ
映像する立体文学 アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ