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2017年8月1日火曜日

尾崎翠 (文春新書) 群 ようこ (著) 文藝春秋












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まわりと同じ、それでどこかほっとする。まがいものの美しさで手をうつ。そんなの、いつか消えてしまうと分かってもいるのに。自分の物差しをもつこと。そして、生き方のスタイルを確立し、つらぬくこと。憧れてはいてもけっこう難しい。ところがそれを昭和の初めにやってのけた作家がいた。尾崎翠。派手な活躍はしなかったけれど、自分にとっての「ほんもの」を求めつづけた姿勢は仕事にちゃんと残っている。彼女の小説は、いま読んでも新しい。これからもずっと古びない。
「BOOKデータベース」より

[目次]
第1章 翠と私
第2章 作家を志す
第3章 友情と恋
第4章 書くこと、書き続けること
第5章 熱情