2017年8月30日水曜日
本をさほど売らないで本屋をつづけるために(ひとりごとのようなおねがい)
まぁこんな感じで道は険しい。。
ネットで本を売ることについては、ロングテールで日本全国を
相手にしているから自分がよいと思う本を集めてamazonに
出してさえいれば細々とやれるだろうという当初のもくろみは
外れ、こちらから発信しなければとtwitterをより活用するよう
になった。
twitterで本を紹介してamazonに誘導してもそこでは競争が
ある。いろんな店がその本に対して値付けをして価格の安い
本から売れる当然の流れ。最安値は自分が妥当だと思う値段も
あるけれど、安すぎる、高すぎるというのもある。
自分のショップをもたないと相手の土俵で流されてしまうなと
感じてはじめたのがBASE。本の写真と本の内容に関する情報や
目次を載せて自分が思う価格をつける。
それは手間で1冊の本を売るのにどんだけやるんだよという効率の
悪いやりかただけど、それがあったほうが親切だし、やっている
ところはあまりないしやってみようと思ってはじめた。
それを続けているとショップに本のデータベースのようなものがど
んどんたまってくるし、ネットにまだ載ってない本の情報を載せる
のはいつか誰かの役にたつかもというやりがいもあった。
で、本がほんの少し売れたりもした。
こつこつやるのは嫌いじゃないので、このように非常に手間がかかる
うえにたいしてお金にならないことを3年ほどやってしまった。
(このことに費やした時間に他の仕事してお金を稼いでたら...と換算
するととんでもないことになるのでやめておく)
本が好きだとはあまり思わないけど、こんなに費やしてしまったのだか
ら少しは好きなのだろう。
その後、古本だけでなく新刊本も扱うようになり(amazonのアフィリ
エイト)、本を中心としたカルチャーを扱うニュースサイトもはじめて
しまった。
好きなことをやって細々と暮らせれば(お酒が飲めれば)と高望みする
ことなくやってこれたのは情熱のなせる業だったのかもしれない。
この先、細々と暮らすことすらもあやしくなるだろうし、年をとり情熱
も体力もなくなるだろう。
でも前より少し面白くなっている実感もある。
その少し面白くなりつつあるこのことをこの先も続けていくには、本をさほど
売れなくても回っていく仕組みが必要でいま整えているところ。
本を売ることが重要なのではなくて、いろんな本を扱い続けていくことが重要。
今はそう考えてる。
本が売れなくても手元に置いて、サイトに情報を載せたり、本のニュースを
紹介したり。まぁ売れたら売れたで発送もする。新刊、古本、ニュースがご
っちゃになったサイト、LABO25にもろもろをストックしつづけることが
漠然とみえてきた二語商店のかたちなのかなって今は思っています。
みなさまのお役に立ててるか、刺激や生活にうるおいをほんの少しでも提
供できているか心もとないですが、こんな本屋をもう少しみたいというか
たにできる本を買わなくてもよい方法。
1 サイトの広告をたまに見る
僕が扱う本を集約したサイト、LABO25は広告を載せて運営しています。youtuberでは
ないけど、サイトのアクセス数や広告のクリックで課金されるようになっています。サイトで紹介するニュースを探したり、日々の新刊本を紹介したり、古本を仕入れて画像を載せたりする等の活動費の足しになります。気になる広告(美術展等の役にたちそうなものもあるよ)があればたまにでいいのでそこに入ってみてください。
2 Amazonで何か買う場合は二語商店経由で
毎朝、新刊本の紹介をする際につぶやいているamazonのリンクはアフィリエイトという仕組みを入れています。それは紹介しているURLからamazonに入って本を購入すると数パーセントが手数料として入るというもの。ただそれは、本じゃなくてもamazonで何か買えば手数料の対象となります。普段のamazonでのお買い物を二語商店経由で買うというただそれだけです。amazonが得る利益の一部を応援したい本屋に分配するという仕組み。
以上です。
本をさほど売らないで本屋をつづけるために、しらふでつらつらと書いてみました。
この仕組みがうまく回るようになると、売れにくいだろうけど紹介したい本をどんどん仕入れることができたり、高値をつけている本をお手軽な値段で提供できるようになるかもしれません。