2017年8月3日木曜日
「しまうた」流れ 琉球弧の民謡入門 仲宗根幸市(著) ボーダーインク
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黒潮の流れに沿って歌が往来し開花する姿をとらえ民謡の起源や伝播を解説した入門書。
琉球弧の研究誌『しまうた』編集発行人である著者が、長年にわたるフィールドワークの成果を踏まえて、古代から現在まで歌い継がれてきた「しまうた」の世界を、分かり易く愛情と情熱を持って解説する入門書。「流れ」とは、歌の世界においては、メドレーという意味合いであり、本書の内容もまたしまうたを語るメドレーのように構成されている。(出版社より)
●目次
「しまうた」の誕生
琉球弧に響く歌たち
それぞれの「しまうた」の素顔
裏声文化の謎をさぐる
しまうたの分類と働き
「しまうた」の行方
付録 しまうた地図 しまうた琉球学 琉球弧の祭りと歌こよみ
●著者プロフィール
仲宗根幸市(ナカソネコウイチ)
1941年ラサ島(現沖大東島)に生まれる。今帰仁村育ち。沖縄大学法学科中退。出版編集記者を経てフリーランスとなる。沖縄の本土復帰(1972年)頃、琉球弧の「しまうた」(民謡)とまつり、民俗芸能の調査研究を志し、74年「しまうた文化研究会」を結成、現在主宰者。まつり同好会(在名古屋)会員。民謡研究誌『しまうた』の編集発行人。調査研究のかたわら、琉球弧規模のしまうた祭典を数多く手がける。著書に『「しまうた」流れ』(品切れ)、『「しまうた」を追いかけて」(ともにボーダーインク)『南海の歌と民俗』、『琉球列島〈島うた〉紀行』(1,2,3集)などがある。