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2017年9月25日月曜日

箱男 安部 公房 (著) 新潮社















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ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶり、都市を彷徨する箱男は、覗き窓から何を見つめるのだろう。一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、そして得たものは? 贋箱男との錯綜した関係、看護婦との絶望的な愛。輝かしいイメージの連鎖と目まぐるしく転換する場面(シーン)。読者を幻惑する幾つものトリックを仕掛けながら記述されてゆく、実験的精神溢れる書下ろし長編。
(出版社より)

1973年3月発行。箱付き。月報付き。当時の新刊案内付き。前の持ち主が切り抜いた新聞記事付き。