2017年9月27日水曜日
服は何故音楽を必要とするのか?―「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽達について 菊地 成孔 (著) INFASパブリケーションズ
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パリ、ミラノ、トウキョウのファッション・ショーを、各メゾンのショーで流れる音楽=「ウォーキング・ミュージック」の観点から構造分析する、まったく新しいファッション批評。パリモードとブラックカルチャーの接近、そしてその後の(エレガントな)闘争に至るまでを描き出す。
「BOOKデータベース」より
[目次]
初対面の挨拶 そしてマウリツィオペコラーロの成功
初めてのパリコレ そしてヴィクター&ロルフの惜敗
日本で世界で最初だった話 そして東京コレクション
モデル達は無視する そして二度目の東京コレクション
「人間の証明」そして三度目の東京コレクション
メンズの昏惑 そしてスリマンの君臨
一年半目のリニューアル そしてケンゾーバイアントニオマラスのニューオペラ的極点
メンズの昏惑は払われそして火星の英国紳士バーバリープローサム
初めてのプレス席 そして吉田美和のダンス
モロッコの元旦 そしてヴィヴィアン・ウエストウッドのジミ・ヘンドリクス
三年目のおさらい そしてアレキサンダー・マックィーンの奇妙な歌舞伎
シックなきセレブの成立 そしてランバンの魔法を顕微鏡で見る
音楽を気にかけない人々 そしてオズワルド・ボーテングのダンス
クラブカルチャーによるインターナショナリズム そしてイランイランの天才
「架空タイアップ」の流行 そしてアレキサンダー・マックィーンの発狂した中世
たった4メゾンの取材 そしてリミフゥは老女の声を使う
2007年のナショナリズム そしてバーバリープローサムの迷走
スリマンのいないパリ そしてヴァン・アッシュの苦悩
2008S/S取材記 裸体に導かれて-パリコレクションの6日間+α
彼等は何故、服に必要とされているのか?-ショー音楽家との対話