2017年11月1日水曜日
長新太が好き。 (アンコール!おかしな絵本の世界) 今江 祥智 (著, 編集) PHP
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長新太が絵本作家として描いてきたものは何か……ナンセンス? ユーモア? ファンタジー? アイロニー? 本書では、絵本の原画に残された絵筆の跡から、長さんが自作について綴った生原稿から、鋭くもトボケた掌編から、怖さとやさしさがあふれるエッセイから、それが浮き彫りになる。今江祥智、堀内誠一、江國香織、大竹伸朗、二宮由紀子、松居直らの寄稿は、「長さん像」に新たな光を当てた。長さんのこころは、空の向こうに突き抜けていると見えて、実は地を這っている。誰もが不自由を感じながら生きている時代に、子どもたちと一緒に「精神の自由」を目指した人の絵と文を、あらためて味わいたい。巻末には、現在では絶版扱いとなっている隠れた名作絵本『トリとボク』を、まるごと収録。噛めば噛むほど味わい深い、スルメのような一冊ができました。
(出版社より)
[目次]
絵本の原画!
絵本の作法!
抄録 長新太・絵本論
長新太ワールドへ
長さんの掌篇!
長さんのエッセイ!
再録 絵本・アンコール!『トリとボク』