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2017年7月7日金曜日

タルホ事典 稲垣 足穂 (著) 潮出版社














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【内容】

口絵
 新婚旅行
 明方の誘惑

Ⅰ タルホ拾遺
 まずこの四つ
 この機会に
 唯美主義の回顧――辻潤、谷崎潤一郎両先輩を中心として
 蜷の区域
 ダンセーニ卿の「酒壜天国」
 一女性からの書簡
 酒につままれた話――私がいちばん飲んだ日
 ウオぎらい――わが家の夕めし
 狂気か死にまで行くべし――私の酒歴書
 平和の鷹が平和の天使を悦楽の園へ導く
 少年自身
 最近の来信
 キャプテン・カポロを送る
 
Ⅱ 対談
 E氏との一夕 (江戸川乱歩)
 祗園閑談 (吉田一穂/司会: 加藤郁乎)
 エロス・愛・死 (瀬戸内晴美)
 わが思索のあと (小潟昭夫)
 男は闘うべし (平岡正明)
 輪廻思想をめぐって (松山俊太郎)
 われらいずこの門に立とうとも (森敦)
 
Ⅲ 稲垣足穂の世界
 イタガキさんとニシガキさん (伊藤整)
 稲垣足穂と江戸川乱歩 (宇野浩二)
 悪魔学の魅力 (西脇順三郎)
 萩原朔太郎と稲垣足穂 (江戸川乱歩)
 丸山薰と衣巻省三 (萩原朔太郎)
 稲垣足穂と梁雅子/女性より見たる「男性文学」の可能性 (山本浅子)
 稲垣氏の「蘆の都」 (江藤淳)
 首吊り男/消えた人 (伊達得夫)
 異端者の系譜 (塚本邦雄)
 バッカスは惑星にのって (瀬戸内晴美)
 稲垣足穂 (三島由紀夫)
 変な連想 (飯沢匡)
 無限デルタの構想 (宗谷真爾)
 火星より土星の方が高級である (草下英明)
 僕のタルホ/同人スケッチ (亀山巌)
 タルホやその周辺 (藤井重夫)
 美少年誘拐魔足穂大菩薩あるいはホムンクルス製造法 (種村季弘)
 『少年愛の美学』/『僕のユリーカ』『東京遁走曲』/『ヒコーキ野郎たち』 (澁澤龍彦)
 奇想片々/『ヴァニラとマニラ』 (出口裕弘)
 聖タルホのいざない/タルホの空 (加藤郁乎)
 模型世界と微粒子 (中村宏)
 稲垣足穂をめぐって/A感覚の生理構造 (笠井叡)
 足穂曼荼羅 (常住郷太郎)
 稲垣さんと私 (高橋睦郎)
 『コリントン卿登場』 (川仁宏)
 強烈な文学的否定精神 (三枝和子)
 足穂空想空間の倫理性 (中野美代子)
 大気圏に突入する空中飛行者 (田中美代子)
 タルホ式飛行の夢を探る (ゆりはじめ)
 〈対談〉タルホ文学の迷路 (種村季弘×松山俊太郎)
 酒仙作家・稲垣足穂の妻として/奇人といわれる足穂との愛情生活/酒を呪う (稲垣志代)
 資料 Ⅰ
  芥川龍之介、室生犀星、武田泰淳、佐藤春夫
 資料 II
  ファンシイ・マッチ (中井英夫)
  〈文明〉の横顔 (五木寛之)
  エテルヌス・タルホ (澁澤龍彦)
  対談「意識・革命・宇宙」(抜粋) (埴谷雄高・吉本隆明)
 
Ⅳ 書き下ろし作家論
 攪乱された彗星軌道 (相澤啓三)
 夜毎の「蝋人形」 (高柳重信)
 ヒコーキの本 (田中小実昌)
 月への偏執によって結ばれた二つの精神 (谷川晃一)
 早大戸塚グランド坂時代 (萩原幸子)
 それでも飛行機は飛ぶしかしらないだろう (山野浩一)
 タルホとダンセイニ (荒俣宏)
 月光都市・神戸 (西岡武良)
 私のタルホ先生 (窪田般彌)
 男性のなかの男性 (笠井久子)
 緑星暦 (斎藤慎爾)
 
Ⅴ 多留保集作品年譜 (松村實)
 
Ⅵ 稲垣足穂年譜 (高橋康雄 編)
 
Ⅶ タルホ=セイゴオ・マニュアル (松岡正剛)
 或るアナキスム
 宇宙意志
 石膏細工のエルサレム模型
 AO円筒
 量子定数による混乱
 董色反応
 機械の密林
 ミンコフスキー四十五度街
 異物の図形配置
 クナーベンリーベ
 彗星夢
 死の倫理学
 タルホニウム放射圏
 植物的精神生活
 もうひとつの時間流
 タルホ・パトグラフィ
 彌勒におけるミクロとマクロ
 絶対少年
 文章文体命題
 薄板界
 機械学宣言
 パル・シティ
 須弥山的数論
 輪廻の悪夢
 Qあるいはダッシュの美学
 予告篇
 無のスペクトル
 危険と乗物
 前半球への郷愁
 二十一世紀鹿行派
 葉書
 ヰタ・マキニカリス
 歯科医と時計屋
 超鉱物主義
 飛行する天狗
 月は今夜もぶらさがっている
 スカートを穿いた抽象派
 双曲線に乗って
 対消滅――タルホ批判の批判
 電気冷蔵庫の中
 気配の函数
 男と男
 黒板に描いた宇宙論
 星と半円劇場
 サド侯爵とライト兄弟
 街の問題
 前物質・後物質
 プロペラの廻る音
 イソギンチャクの夢

編集を終えて (高橋康雄)