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2017年7月16日日曜日

新宿末広亭のネタ帳 長井 好弘 (著) アスペクト















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寄席のネタ帳とは、「その日、どの演者が、どういうネタを演じたのか」を記録した、楽屋の覚書のこと。和紙を綴じてつくった帳面に、前座がひとつひとつ記し、同じ日に似通った落語が演じられないように、噺家は出番前に必ずネタ帳に目を通すーー。噺家のためにつくられた帳面だけに、じつは門外不出の貴重な記録でもある。そのネタ帳、なかでも寄席の老舗・新宿末広亭のネタ帳を、過去七年にわたって集計、分析。そんなこと、だれもやったことなかったから、これまで知られなかった寄席と噺家の世界が見えたきた。
 もっとも演じられた演目は? 一度しか演じられなかった演目は? トリネタ・べスト20は? 古今亭志ん朝の最後の十日間のネタは何? 末広亭最多出演者は? そのほかにも、桂文治、柳家さん喬、柳家権太楼、五街道雲助、入船亭扇橋、柳亭市馬、柳家喬太郎ほかの寄席の全ネタ・ランキングなど、さまざまな記録を集計して、寄席と噺家を眺めてみた。わりと前代未聞の落語のはなしが顔を出しました。
(出版社より)

[目次]
第1章 ネタ帳と世代交代(志ん朝「最後」の十日間
世代交代が始まった寄席)
第2章 寄席のネタうつりかわり(これが寄席の定番ネタだ
寄席の新作落語とは何か ほか)
第3章 末広亭のネタ帳を書く(座談会「正しいネタ帳の書き方」)
第4章 ネタ帳の中の噺家たち(噺家はなぜ寄席に出るのか
末広亭出演回数一位古今亭寿輔に聞く)
第5章 噺家、寄席のネタを語る(柳家さん喬の巻
柳家権太楼の巻 ほか)