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2017年7月20日木曜日

なぜヒトは旅をするのか 榎本知郎 (著) 化学同人















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ヒトはなぜ旅ができるのか。渡りをする鳥や所属集団を替える霊長類は存在する。しかしそれは、各個体の生活圏での行動である。ヒトは、自らが所属する集団の生活圏を離れ見ず知らずの集団の生活圏に入り、ふたたび自らの生活圏に戻る「旅」ができる。このような行動はなぜ可能になったのか。本書では、旅が可能になる、見知らぬ他者でも中立的で対等にコミュニケーションできる性質を「許容」と呼び、これがどのように進化したか、ヒトと近縁のサル類との比較から浮き彫りにする。
「BOOKデータベース」より

[目次]
第1章 旅する人たち
第2章 なぜ動物は移動するのか
第3章 旅とはなにか
第4章 "よその人"との対等な関係
第5章 許容が生まれるコミュニケーション
第6章 許容はいかに進化したか
第7章 ヒトはなぜ旅をするのか