2017年7月20日木曜日
海を渡る神々―死と再生の原郷信仰 (角川選書) 外間 守善 (著) 角川書店
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なぜ、海の彼方にパラダイスを見るのか。海の彼方に神々の原郷があるという。民族や原語の違いを超えて、世界各地に見られるパラダイス信仰を追い、これを生み出した人々の精神性、世界観に迫る。沖縄にニライ・カナイという信仰がある。海の彼方にしあわせの満ちたパラダイス、祖先たちの原郷があるとする他界観で、ハワイ、ニュージーランド、アイルランド、エジプト、韓国など、世界各地に見られる。多様な地域に共通する信仰を生み出した人々の精神性を探り、信仰のシンボルとされる海辺の洞窟の機能を解き明かす。洞窟はパラダイスの「あの世」と私たちが生きる「この世」をつなぐ聖なる空間だった-。
「BOOKデータベース」より
[目次]
序章 沖縄の他界観・原郷信仰と洞窟
第1章 沖縄伊江島にみる島渡りの足跡
第2章 世界にひろがる原郷信仰と洞窟
第3章 来訪神アラ神の素性