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2017年7月7日金曜日

狐のだんぶくろ―わたしの少年時代 澁澤 龍彦 (著) 潮出版社














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人一倍記憶力のいい著者が語る昭和初期の思い出。記憶の底から、まぼろしのように浮かびあがってくる光景。いまでも正確におぼえているが、他の誰も知らない童謡。正月のチョロギへのこだわり。両国国技館の大鉄傘。病気の問屋さんといわれていた子どもの頃。漫画、替え歌の思い出…。のぞき眼鏡でのぞいた、光りかがやく少年期という黄金時代。
(「BOOK」データベースより)

装幀:野中ユリ

【内容】
チョロギについて
滝野川中里付近
チンドン屋のこと
なつかしき大鉄傘
狐のだんぶくろ
昭和十一年前後
芦原将軍のいる学校
漫画オンパレード
まぼろしのトンネル
往年の夏、往年の野球
水鉄砲と乳母車
替え歌いろいろ
欠乏の時代
ラ・パロマを聞けば
競馬場の孤独
花電車のことなど
最初の記憶
病気の問屋さん
東京大空襲
帝都をあとに颯爽と
戦前戦後、私の銀座
私の日本橋