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2017年6月28日水曜日

現代思想 2016年9月臨時増刊号 総特集◎安丸良夫―民衆思想とは何か 青土社















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 追悼 稀代の歴史学者・安丸良夫を総特集 網野善彦や阿部謹也とならんで戦後歴史学を牽引し、 日本思想史研究の新しい可能性を開拓し続けてきた安丸良夫。 なかでも民衆運動論や明治初期の新宗教の展開から 民衆意識を研究した功績は大きく、 歴史学のみならず宗教学や社会学にも多大な影響を与えた。 本特集では、安丸良夫が拓いた地平を、 わたしたちが今後いかに継承できるのかを検討する。 (出版社より)


 【内容】
その肖像 民衆思想の同志 ――安丸良夫さんの想い出 / 色川大吉 安丸さんとの出会いと別れ / ひろたまさき しのばるる安丸良夫についての断章 / 田中克彦 民衆思想史という挑戦 民衆思想史の誕生 ― 道標としての安丸良夫 / 鹿野政直 奇妙で逸脱的な安丸良夫の天職 / キャロル・グラック/梅崎 透 訳 歴史的現在の要求、歴史家の使命への挑戦 ――安丸良夫の批判的実践の射程 / ハリー・ハルトゥーニアン/佐野智規 訳 討議 現在と向き合い、歴史へと向かう ――安丸良夫と歴史学 / 酒井直樹+成田龍一+福井憲彦 近代の総体を捉える視線 ――安丸良夫と現代思想 / 岩崎 稔+三宅芳夫+平田 周 インタビュー 安丸良夫の「可能性の幅」 / 喜安 朗/成田龍一(聞き手) 経験と方法 「生活者」の原像と方法とのあいだで / 安田常雄 安丸良夫における革命と実践 / 友常 勉 安丸良夫は二一世紀の世界をどう見たのか――イスラム急進主義、福島第一原発事故、そして「戦争への道」 / 中嶋久人 通俗道徳とは何か 安丸良夫『出口なお』の再読 / 西川祐子 安丸史学の方法と神話研究 / 保立道久 長脇差と葡萄 ――下和田村治左衛門始末の事 / 小笠原博毅 歴史学の突端で 安丸歴史像の一遺産 ――社会経済史の観点から / 寺田光雄 安丸民衆史の射程 ――ヨーロッパ史の視点から / 長谷川貴彦 北アメリカと日本で安丸良夫を読むことのポリティクス / タカシ・フジタニ/千野 希 訳 中国における安丸史学研究の概観 / 王青 遺された問い 明治維新は世俗的変革か? ――安丸良夫の国家神道論と宗教論の展開 / 島薗 進 ヘーゲルの亡霊と民衆史のアポリア ――安丸歴史学の認識論的前提の問題をめぐって / 平野克弥 安丸史学の検証 ――道徳と逸脱をめぐって / 趙景達 安丸良夫の「近代」と歴史の追創造 / 東島 誠 教師としての安丸良夫 私の天皇制研究と安丸良夫先生 / 朴晋雨 ある安丸良夫の門下生の修学紀行 / 李喜馥 安丸先生との記憶 / 李元範 テクスト 思想としての現代社会科学 (一九六〇) 近代社会形成過程における民衆意識の問題 (解題:若尾政希)(一九六三) 私的な回想 (二〇一五) 資料 安丸良夫著作目録 / 大谷栄一