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2017年6月30日金曜日

イリオモテ 姜 信子 (著) 岩波書店
















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東京は幻の「うたごえ喫茶」で待ち合せ、労働歌の残響を聴く筑豊、鉄の町・八幡、門司港、台湾の旧炭鉱町、風が鳴る西表島は地獄の炭坑跡、海を渡り、移民の町オアフ島、モロカイ島へ、そして父母たちの地横浜へと。本、歌、"あの人たち"を道連れに、名も無きひとたちの生を刻む旅。今日はどこまで。旅する作家が新たな"はじまり"を生きる物語。
「BOOKデータベース」より

[目次]
1(君は覚えているかしら
犬だって犬死になんかしやしない
逃げる
ケハイたち
門司、西表、イリオモテ)
2(くらくら
語り伝え
禅問答
からっぽ
神にまつわる記憶と証言
舟待ち
記念写真)
3(さきぶれ

水の島
番号たち
夢の宿
切れたところは…)
4(教えてほしい
親切なアーマンのモロカイ島観光
舌下の声たち
約束)