2017年6月27日火曜日
おじいさんがかぶをうえました―月刊絵本「こどものとも」50年の歩み (大型本) 福音館書店
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50年前、日本の絵本の世界は、断片的な知識の羅列、類型的なさし絵とお話、名作という名のもとに作られた安易なダイジェスト版が横行していた時代でした。そんな時代、子どもたちに本当の絵本を届けようと集まった作家と画家と編集者がいました。そして1956年４月、それまでの絵本の概念を根底からくつがえす絵本が創刊されました。それが月刊絵本「こどものとも」です。それは、当時の荒れた絵本の畑に植えられた、本当に小さな小さなかぶでしたが、「おおきなおおきな かぶになれ」と心をこめて植えられました。以来50年、その間に「こどものとも年中向き」も加わり、2006年３月号で「こどものとも」は600作品の絵本を、「年中向き」は200作品の絵本を子どもたちに届けることになります。増刊号をふくめて803作品すべての表紙画像とあらすじ、作家が語る「絵本誕生の秘密」、50年の軌跡が見えてくる様々な絵本の紹介……絵本についての考えを大きく変え、世界の絵本に影響を与え続ける「こどものとも」の全作品を見つめ直し、これからの絵本について考える「こどものとも」創刊50周年記念誌です。（出版社より）
[目次]
第1章 たくさんの絵本
日本の昔話／世界の昔話／字のない絵本／動物がいっぱい／乗り物／もっと広がる絵本の世界／生活を描く
第2章 絵本、さまざまな軌跡
堀内誠一／丸木俊／長新太／土方久功／中川李枝子と山脇百合子／小野かおる／赤羽末吉／林明子／スズキコージ／中谷千代子／田島征三／佐々木マキ／瀬川康男／太田大八／加古里子／井上洋介／梶山俊夫／片山健
みんなの人気もの／絵の前の絵
第3章 絵本誕生のひみつ(『かばくん』
『はじめてのおつかい』
『ごろはちだいみょうじん』 ほか)
月刊絵本「こどものとも」の50年、603作品
「こどものとも年中向き」の200作品
